大般若

母が出席するとしていたお寺の大般若の日、「行けなくなった」と言うので「私行ってもいいよ」と軽く答え、どんなことをするのかと興味津々で出かけていきました。
お寺について、びっくり、お年寄りの善男善女ばかりで、若い人はいませんでした。こりゃ場違いのところに来てしまったと思い、後ろのほうに座りました。
大人数のお坊さんがお経を唱えながら、蓮華の花びらを象った花びらを座っている人々の上にまきました。私の前にひらひらと落ちてきた一枚をひろいました。
それから経台の上にお経の本が何冊も載せた前にお坊さんが座り、お経の本を片手で片方の手にぱらぱらと滝のようにながします。そのとき「御大般若」と大きな声で唱えます。ぱらぱらと一斉に流します。
そのお経のほんを読んだ事になるらしのです。何巻も繰り返し行なはれます。
なんか虫干しをしているように見えました。不謹慎なことを思ったりしていると終わりになり、帰る人もいたので帰ろうとすると、お膳が運ばれ母の場所が明記、お寺の世話役などずらりと座り場違いもいいところ、精進料理を味わうことなくいただき冷や汗たっぷりで、そこそこに帰りました。
お寺は母と時々いって、葬式やご法事の大きな饅頭を頂いたりして、遊んでいました。奥の部屋では、子供の疳の虫のまじないなんかしていたりしているのを、眺めたり、池を覗いたりしていたので、大きくなってもその延長いて、軽く引き受けたのでした。
白装束にたすきをかけ大きな数珠を何人もの女と男の人が念仏か何か唱えおどりながら数珠を回していきます。
輪の中には白い布を掛けたお棺がありました。
夕方の薄闇に怖かった。お寺のおばさんの話では、「ああ何処どこの誰々さんお参りに来たなあ」本堂にいきなさったなあと思っていると、電話が鳴り亡くなったと知らせが入るということです。挨拶に来るそうです。
お寺も母が亡くなり、地元を離れた今では、遠い思い出になりました。