公園の猫たち

セリの散歩にゆく公園は猫おばさんの与える猫のえさを毎日楽しみにしている飼い猫がいる。
飼い猫のふーちゃん、うーちゃん、ままちゃん、くろ、です。
のらはいないのに外で待っていて餌をもらっている。
「早く寒いから家にお帰り」となる。とくに名前が似ているのでどっちが三毛のうーなのか、黒白のふーなのかこんがらかる。
それで、白黒はもと別なところ「三丁目の方から来ていたので、三丁目」と呼んでいた。それが新しい飼い主のところで「うーちゃん」となった。
おばさんが遅くなると、私に「みゃーみゃー」と鳴いてエサをねだる、でもセリが居るのでこっちにはこない、毎日猫おばさんと話しているので、仲間なんだと思っているのだろう。
ままちゃんは猫おばさんちの外猫で、2回子供を産んでいるもと野良、しっかりした丸顔の黒トラだ、威厳がある、野良暦がそうさせたのか、つつじの植え込みの日当たりのいい場所で寝ていた。
セリととうりがかると、うっすら目を開け、「セリね」と確認して目をとじた。やはり猫おばさんの仲間だと分かるのだろう。
おっと三丁目がベンチにいる、黒がささの茂みに潜んでた。
今日もおばさんを待っている。そこにこの頃セリも顔だして、頂戴の芸をしてエサを貰っているのだ。

「ここでマッタリするの...」