せりの毛玉

セリはこの季節夏毛になるので、毛がどんどん抜け落ちます。階段は毛が溜まり、拭いても拭いても、毛がまた舞い降ります。セリがここに居ただろう跡には、纏めて抜け落ちた毛玉が落ちています。ブラシで手まりのように取れるので、紡いだら純毛のセイターが編めそうと思ったら、実際に編んだ人がいてびつくりしました。
毛は布目に通したようになり、取りにくいことこの上なしです。
黒い色の服はとても着られません。 短い毛の犬はいいなと、思うけれど、布に刺さるらしく、それなりに大変だそうです。
どうも耳が痒がっているうち、臭いがしてきて、病院に連れて行きました。菌が繁殖しているということで抗生物質入りの塗り薬をつけることになりました。
先生が
「少し太りぎみですね」、なんて言いながら毛を触っていたところ、むむこれはもしかしたら、蚤の糞では?調べて見ましょうと、ピンセットでつまみ上げました。「やはり蚤の糞です」と、びっくりです。蚤の薬をしました。いつもブラシをしているとき見ていたのに、見逃していたのかなあ。
セリのように毛の長い犬は、「蚊より蚤の方が問題ですよ」、何ていわれていましたっけ。診察台の上にセリの毛を一面に残して、病院を後にしました。

セリ「暑くてへたってます」