セリご乱心

5月20日わたしの誕生日、早起きおして、セリ散歩。
若葉が美しく、咲き乱れる花々、なんて気持ちのいい季節に誕生したものかと、ルンルン気分でいつもの公園へ。誰も居ないので少しだけ、ボールを投げて遊んだ。

もう帰ろうとくわえたボールを取ろうとすると、放さないのでおやつで放させようと、リードを放してバックのおやつを取ろうとしたその時、一匹の柴犬が、奥さんと入ってきました。
せりは、くわえていたボールをぼっと落として、3メートルぐらいの所の柴犬に襲い掛かりました。すごい声で柴犬とセリの取っ組み合いです。「わー」私の頭は真っ白になりました。急いでリードをつかみ引き離しました。

「すみません。大丈夫ですか?」と聞きました。
「大丈夫ですよ」と言っていただきましたが、柴犬の背中の毛が少し立っていました。後ろ姿は、腰がひけていました。

可愛そうに、せっかく公園に着いたと思ったら、急に、セリに襲われてどんなにびっくりしたことか。セリは興奮してふうふう息を切らせています。私は動揺してガッチリセリを怒りました。頭は混乱して歩きました。

セリは臭いを嗅ぐでもなく、おやつをねだるでもなく私の後をついてきました。目を合わせる事も無く、ご飯も食べに来ません。
いつも「おとなしいね、静かだね、やさしそうだね、かわいいね」なんていわれているのに。もうガッカリで、セリの馬鹿なんであんなことしたのかと、今でもガッカリがとれません。
やっぱり動物なんだ、危うきに遭いあらためて、そう思いました。

私としたことが興奮してしまい、大変ご迷惑をお掛けしました。