さくら見物

今年は、お城ではなく桜を見ようということになり、吉野山に出かけた。すごい人でした。駐車場はマイクロバス一万円と言う事で、みんな料金が高い高いの大合唱。さくらは下千本、中千本、上千本、奥千本と見事でした。桜が密集して咲いていて、豪華な感じでした。
実際は三万本ぐらいあると言う事でした。世界遺産になっているのもわかるようなきがします。なぜこんなに桜ばかり植えたのかなあと思った。それは金峰山蔵王権現の神木が桜で、祈願、お礼に競って植えたかららしい。又ゆっくりきたいと思いました。吉野の葛餅の茶屋は混んでいるのと時間が無いということで、お預け、食べたかった!とみなブウブウ。それから高遠の桜を見に向かった、途中から雨がふりだしました。桜は少し早かった。今年は寒いので遅れているらしい。
曲がりくねった山道で車酔いに見舞われてしまった。何も見ていないでひたすら耐えていた。窓を開けると良いということで、開けたが冷たい風で寒かった。家に帰ってホットしたら、喉がヒリヒリ寒気がして,せきが出て眠れず、次の日は声がかすれていた。散々な花見でした。と言うわけで、お土産や桜の写真をとることができませんでした。ふるさとのさくらは山の松と桜が交じり合って綺麗です。いろんな桜がありますね。三春の滝桜是非見たいと思っています。4月18日は母の命日。西行の歌にあるように、満開のさくらの満月の夜でした。その前の日姉とベットを起こして窓から桜を見せてあげようと重いベットを廻して、満開の桜を3人で黙って眺めました。看護婦さんも車椅子で病院の庭の桜を見せてくれたそうです。桜の季節は思い出とともに複雑な気持ちになります。やっとこのごろ、20年位たって桜を美しい、豪華だ、華やかだと思えるようになりました。

セリ「わたしは千葉の佐倉出身...」