運動会の思い出

我が屋戸のいささ群竹ふく風の音のかそけきこの夕べかも
春の歌らしいけど、私の好きな歌です。
あの暑さがうその様に、穏やかな気候で静かな夕べのこのひと時が満たされた落ち着いた感じが安堵感を生んでいる。
いやがうえにも、こんな私でもなんか本を読むやら音楽など落ち着いて何かしてみたい感じになります。
運動会ももう終っているところも多いでしよう。
私の通学していた高校には、運動会に仮装行列というのがあり、クラス毎にいろいろな趣向をこらします。
私達のクラスは、時代別学生の服装というものでした。わしたち5人は明治、大正です。私は白地の絣の着物に袴をはいて学生帽を被り、本を持ち、男物の下駄をはき、眉を太く書き、行列の中に行くと、「キャー素敵ー」と女子高生に声を上げられ、写真を一緒に撮られたりして今思い出してもこそばゆい感じがします。
ちなみに先生がたは「どじようすくい」でした。


セリ「私を連れて西郷さんてどう?」