夜のなごりのせみの声

夕方の散歩はまだまだ暑いので、夜の散歩になりました。
誰もいない公園は不気味に感じます。木々は幹が黒々と大きく見え、こんなに大きい樹だったかと見上げると、生きているように、枝をさわさわとゆらした。夜空は黒く高く葉の間に見えた。公園の端にある物置は、何故か光っていて、風で木々の動きで不気味にてかる。気味が悪いなあとは思いましたが、ベンチに座っていると「スー」と風が吹いてきたので、少しは涼しくなってきていると感じた。
見上げると木々の葉は結構動いている。
もう虫が鳴いている。そして日々だんだん強くなってきている。
そのときセミがなきだした。日中より少ない数匹が弱くないている。
夏の終わりは何故かホットしたり、寂しく感じます。
この前宇宙に彗星が地球に突入すると、燃え尽きますが、ふんわり落ちてくると、いうときがあります。其のときは彗星に含まれるアミノ酸などが降って来るといいます。なんという不思議な現象でしょう。
生命の元が天から降ってくる、この頃一番の驚きです。
名残のせみが又一段と鳴き出した。われに返って、ふとセリを見ると一緒にベンチで並んで座って夜風を楽しんでいました。