夜のなごりのせみの声

夕方の散歩はまだまだ暑いので、夜の散歩になりました。
誰もいない公園は不気味に感じます。木々は幹が黒々と大きく見え、こんなに大きい樹だったかと見上げると、生きているように、枝をさわさわとゆらした。夜空は黒く高く葉の間に見えた。公園の端にある物置は、何故か光っていて、風で木々の動きで不気味にてかる。気味が悪いなあとは思いましたが、ベンチに座っていると「スー」と風が吹いてきたので、少しは涼しくなってきていると感じた。
見上げると木々の葉は結構動いている。
もう虫が鳴いている。そして日々だんだん強くなってきている。
そのときセミがなきだした。日中より少ない数匹が弱くないている。
夏の終わりは何故かホットしたり、寂しく感じます。
この前宇宙に彗星が地球に突入すると、燃え尽きますが、ふんわり落ちてくると、いうときがあります。其のときは彗星に含まれるアミノ酸などが降って来るといいます。なんという不思議な現象でしょう。
生命の元が天から降ってくる、この頃一番の驚きです。
名残のせみが又一段と鳴き出した。われに返って、ふとセリを見ると一緒にベンチで並んで座って夜風を楽しんでいました。

残暑お見舞い申し上げます

セリ「涼しすぎてすみません。」
随分あいてしまいました。今年の夏は暑すぎて、熱中症にならないようにしていますが、たいへんです。
その上に真夜中のオリンピックの応援で寝不足です。セリはとても元気です。飼い主の方がバテています。
去年はセリは、調子が良くなかったのに、何故か今年はとても元気で、食欲もありびっくりです。
さすがに、夜になっても暑くて、歩道は熱く、散歩距離は短かく、町内をぐるりと回って終わりです。
サマーカットをしたら、「ハアー、ハアー」をしなくなりました。でもすぐに毛が伸びてきて、柴犬位になりました。
「あれー別な犬?セリちゃん?」なんて言われてしまいます。
それでも「可愛い!」といわれています。そう気軽に声を掛けらるのは、一緒に歩いている太った飼い主のせいか?とこの頃考えています。
オリンピックも終わりに近づき、立秋になり、ほっとする日々ももうすぐ来るのをいつもの年より、セリと心待ちにしている今日このごろです。

台風の落し物

先日の台風は公園の木々を激しく揺らして、小枝や葉を公園いっぱいに落としました。2〜3日前に2つか程かけて、業者の車が公園の掃除にきていたのに、これではがっかりですね。セリは小枝をボリボリ食べました。桜の小枝のようです。消化に悪いと思うのですが、結構消化します。「歯磨き」といいますがそうなんでしょうか?
公園を散歩していると、羽で作った巣を見つけました、風で木から落ちてきたのでしょうか?何の鳥かはわかりませんが、まあるくふんわりと上手に出来ていました。公園を出て少し行くと結構急な坂道があります。上るときは人生の一里塚とこんな事があったな、と思いながら、このころは子育てでかみ振り乱していたな〜。3里塚、7曲がりながら最後の胸突きはっちょうはゼイゼイ、ハアハア、頂上は普通に道路にでるので、なんか息を切らしているのが恥ずかしいです。
下る場合は、つま先に力を入れて転げ落ちないように何も考えずにあっという間にしたにつきます。人生とは意外にこんなに速く過ぎるものなのかなど考える坂です。それからこの頃セリは新しい楽しみを見つけました。散歩の行きかえりに亀の水槽を覗くことです。近所のお宅の庭先で水槽に飼われています。甲羅の長さ25cm幅18cm大きい亀で、甲羅干しをしているのをジーと覗いています。興味深々という感じです。よかったね楽しみが増えたね。セりと一緒に喜びました。

セリの病院通い

セリの夏は狂犬病の予防接種にはじまり、体温、体重測定、心音、呼吸を診断、6種混合予防接種、フィラリヤの血液検査、ノミの薬を首元に垂らして、耳の検査、足のつめを切って、目を検査した。心配はありませんと言う事で、ホットしました。耳をかゆがっていたので、耳のみ治療ということになりました。耳を洗って薬を垂らして、やっと終了。治療台を降ろすとサッとドアーの方へいきました。治療代は外で支払いました。「一週間後にきてください。」ということで、セリは足早に病院を後にしました。その後耳の薬を付けようとすると、サッと2階に逃げて夜の散歩まで降りてきません。私が2階に行くと、下に降りて、私が下に降りると、2階にゆきます。薬を後ろに隠して、ぱっと捕まえて、耳に垂らして、根元を30回ぐらいもみます。その後1週間して、また病院へ、今度はドアーから中へ入りません。
なんとか引っ張り、治療室へ、治療台に踏ん張ってのらないので二人がかりで乗せ、治療へ、耳をぶるぶるさせて嫌がりました。また一週間後にということで、「またか〜」とそそくさと帰りました。それから、また耳に薬を、そして一週間後またまた病院へ、今度は、薬が効いてやっと無罪放免、セリも私もホットして晴れ晴れとして、遠回りしてかえりました。犬も人間も病院はいやですもんね。

セリ「スッキリ!!

金環日食

日食観察用フィルターと iPhone で無理矢理撮った今日の金環日食の写真です。
滲んでますね...。
こんなしょぼい機材でも写ることは写るんですね(笑)

しばらく休憩したあと、

「金冠塗って、また塗って」

と何度も観察していました。


セリ「動物が異常行動? わたしは騒ぎませんでしたよ?」

さくら見物

今年は、お城ではなく桜を見ようということになり、吉野山に出かけた。すごい人でした。駐車場はマイクロバス一万円と言う事で、みんな料金が高い高いの大合唱。さくらは下千本、中千本、上千本、奥千本と見事でした。桜が密集して咲いていて、豪華な感じでした。
実際は三万本ぐらいあると言う事でした。世界遺産になっているのもわかるようなきがします。なぜこんなに桜ばかり植えたのかなあと思った。それは金峰山蔵王権現の神木が桜で、祈願、お礼に競って植えたかららしい。又ゆっくりきたいと思いました。吉野の葛餅の茶屋は混んでいるのと時間が無いということで、お預け、食べたかった!とみなブウブウ。それから高遠の桜を見に向かった、途中から雨がふりだしました。桜は少し早かった。今年は寒いので遅れているらしい。
曲がりくねった山道で車酔いに見舞われてしまった。何も見ていないでひたすら耐えていた。窓を開けると良いということで、開けたが冷たい風で寒かった。家に帰ってホットしたら、喉がヒリヒリ寒気がして,せきが出て眠れず、次の日は声がかすれていた。散々な花見でした。と言うわけで、お土産や桜の写真をとることができませんでした。ふるさとのさくらは山の松と桜が交じり合って綺麗です。いろんな桜がありますね。三春の滝桜是非見たいと思っています。4月18日は母の命日。西行の歌にあるように、満開のさくらの満月の夜でした。その前の日姉とベットを起こして窓から桜を見せてあげようと重いベットを廻して、満開の桜を3人で黙って眺めました。看護婦さんも車椅子で病院の庭の桜を見せてくれたそうです。桜の季節は思い出とともに複雑な気持ちになります。やっとこのごろ、20年位たって桜を美しい、豪華だ、華やかだと思えるようになりました。

セリ「わたしは千葉の佐倉出身...」